2004年度 学友会総会

今年の学友会総会において、学友会は二つのことを目指した。一つは、各委員会や総部の「業績報告」・「決算・予算説明」をきちんと行い、一年間の学友会活動が「見える」総会にしようというものだ。
もう一つは、昨年度総会の反省で指摘された「必ずしも皆が必要を感じない質の低い議題」を無くし、総会自体のレベルを高くしようというものだった。例年、各クラスが、「思いつき」に近い二・三の「要望事項」を総会議題として無理に提出する傾向があった。今年はそれをやめ、本当に全生徒が必要と感じる議題に絞り込むと共に、学友会本部側からも議題を提案する、という新しい形を試みた。これに関しては、各クラスから出された議案がクラス委員会で審議された結果、「総会議題にふさわしい」として賛成多数を占めたものが無く、結局議題は学友会本部が提出した「盗難対策委員会設置」と「ロッカー鍵取り付けの義務化」の二つのみとなった。
この議題に関する当日の議論は、期待通りとても有意義なものになった。初めこそ皆固くなって余り意見が出なかったが、時間が経つにつれて発言回数も増え、賛否両論の声が聞かれた。無駄な発言は一つもなかった。実際に盗難問題が起こったクラスから、痛みを伴う実感のこもった発言もあった。時間が足りず、議論を打ち切ることになったのは残念だが、学友会本部・クラス委員会で時間をかけて準備した甲斐があったというものだ。わかりやすい「業績報告」や「決算・予算説明」も画期的だったと思う。
ただ、残念なこともあった。一つは、総会自体に無関心な人がいたり、総会後、議題として盗難問題を取り上げたことの意味を疑問視する意見が出たことだ。理解してもらえなかったのは学友会の力不足もあるが、盗難問題に対しては、他人事ではなく自分の事として、真摯に向き合って欲しかった。盗難問題は今、高等部で解決が急がれている問題である。学友会会員である生徒が、全員で向き合わなければ解決できない問題なのだ。生徒一人一人が、今後設置される盗難対策委員会の活動を通じ、この問題に対する関心を深めていくことを期待する。(副会長 清水大介)

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