高等部生全員が加入する、生徒による自治組織『学友会』がある。これは、関西学院高等部の目指す人格教育の1つとして、大切な役割を果たしている。 生徒が、学友や教師と交わりながら、経験と思索を重ね、自らの自治能力を高めてゆけるように、様々な方策が行われており、ひとりひとりが、この学友会組織の内容を理解し、積極的に学友会に参加している。
各クラス単位での自治活動の時間として正式に時間割の中に設けられているもので、クラスという共同生活の場において、私たちが目標としている全人教育の実現が目ざさされるのである。
毎週1回25分(火曜日)行われる。クラス単位での自治運動では、高等部全体にかかわる問題に関しては代表者によって間接的にしか取り上げることができない。そこで高等部生全員が集まってまとまりある自治運動が出来るようにとの配慮から特に設けられた時間である。 内容としては・・・
学友会総会は学友会における最高決議機関である。例年6月に全生徒が一堂に会し、学校生活に関わるさまざまな議題について討論、決議を行う。
2012年度の総会において学友会定期総会を増やすことが決議され、年2回(6月と年末)定期総会が開催されることとなった。
関西学院高等部学友会には、現在7つの委員会が存在している。これら委員会は大きく2種類に大別される。
まず1つは、クラス委員会と、その下に位置する礼拝委員会、美化委員会の3つである。これらはクラスから2名ずつ委員が選ばれ、その任に当たる。
もう1つは、学友会の下に位置する運営委員会、管理委員会、ボランティア委員会、エコ委員会の4つである。これらは有志により成り立っている。
近年は、毎回のアッセンブリーの準備(運営委員会)や、図書館の所在不明資料の捜索(管理委員会)など、各委員会が独自で考え、活動している。また、大掃除の際は美化委員会、クリスマス礼拝の時は礼拝委員会と各行事ごとに裏方で働いていることも。自治活動を体得してゆく上で、これらの組織で働くことは、クラブ活動に劣らず有意義なことである。
1963年に生徒による作詞・作曲により作られたもの。